富山県障害者芸術活動支援センター 

障害のあるなしに関係なく 

誰もが芸術文化、表現活動に

自然に取り組むことができる環境作りを

目指します

「Be=ART」という言葉には

「存在すること、生きること」は「表現」そのものである

という思いが込められています。

障がいがあってもなくても誰もが思い切り

「創作」や「表現」に夢中になれるよう

支援、環境整備に取り組んでいます。

現在対象としている芸術分野は

絵画、陶芸等の「美術」に関する分野ですが

障がいのある方の多様な表現

は生活につながるものとして

そこから生まれてしまったよくわからないモノ

その行為・くせ・踊りなどの身体的な表現も

大切な支援対象として

以下のような支援に

取り組んでいます。

 

創作支援

魅力発信

相談支援

ネットワークづくり

アーカイブ

 

アール・ブリュット?障害のある人の表現?ありのままの表現?

私たちがまだ赤ちゃんの頃にはじめて書いた線、落書きがどんなものだったかおぼえていますか?今ではそれを思い出すことはできませんが、その時の世界が広がった感覚は体の中にしっかりと残っているはずです。

表現は1本の線からはじまり、色や形をもち、音や気持ちとつながって、言葉や文字と同じように、また一つとなって、思い出をとどめ、人と人を結び、物を作り、目に見えないものの姿を表わし、美をつくり・・・様々なものを生み出す力となってきました。 

まさに人にとっては「表現する」ことが存在意義であるかのようです。 

私たちがこれまで支援してきた障害のある人の表現は、このようなことに触れさせてくれる根源的な魅力に満ちています。ばーと◎とやまではこれまでの取組みで築いたネットワークを生かし、

県内に留まらず様々な場所で表現に取り組む人の作品や作家を紹介してきました。表現が作者の家庭などでの生活の中から生まれ出ている作品。事業所などで創作に取り組む表現者。誰にも知られずひっそりと表現している人。あるいは絵画クラブなどで趣味として楽しんでいる人。指導者の下修練を重ねる表現者。様々な場所に様々な人、様々な表現があります。彼らの表現や活動に触れることで、最初の1本の喜びを思い出し、人が表現することで存在すること、障害の有無にかかわらず誰もが表現者であること、人間の可能性を感じることができれば幸いです。